最近、少しずつ朝晩が冷えてきましたね。
寒くなり気温が下がると、身体にもいろいろな支障が出てきます。
その1つに猫背があります。
寒くなると身体を丸ませる事から猫背になりやすくなります。
“猫背”は「肩こり」や「腰痛」、「頭痛」といった身体の不調につながります。さらには「うつ」などの精神的な症状にも影響を及ぼすとも言われています。
ですから本格的な冬になる前に早めの対策が大切になります。
寒くなると丸まる原因として、人は寒さを感じると、身体の中心部を保温しようとします。そうすると背中を丸めて自然と猫背の姿勢になります。また、身体が冷えると自律神経に乱れが生じて、胃腸の働きが低下する場合もあります。
皆さんの中にも、寒くなるとおなかがゆるくなったり、便秘気味になり、気づくと身をかがめておなかをおさえている、なんて経験はないでしょうか?
さらには、背中が丸まった状態で「寒い!」と震えていると、筋肉を固くしてしまいます。その状態が長く続くと筋肉は凝り固まり、肩こりや頭痛などの症状を作り出していきます。
この時期はどうしても、寒くならないようにたくさん着込んでしまいます。単に着込んだだけだと身体が動きづらくなるので、
身体の中で冷やさないポイントを絞って寒さ対策を行うことが効果的です。
まずは、おなかを温めることです。特に腹巻きをお勧めします。おなかを温めることで内臓機能を高め、さらには下半身の冷え対策にもつながります。
もし腹巻きだけで下半身が冷えるようなら、タイツ、スパッツなどを利用してもいいでしょう。
つぎに首の寒さ対策です。特に首の前側が重要になります。冬の猫背の原因は、「首元が冷えるのを避けて首をかがめる(肩をすくめる)こと」が多いです。
首を温かくしておけば、猫背にも肩こりにも頭痛にもなりづらいのです。
首元の管理は、自律神経を整えるという意味でも重要です。
普段の意識やストレッチ、運動を行うだけでも猫背にはなりません。
猫背から症状の悪化へと悪循環になる前に早めの対策が必要です。