皆さんこんばんは。
今日は妊娠中の腰痛についてです。
産後の腰痛の方は多いと思いますが、妊娠中の腰痛の方も多いかと思います。
妊娠中の腰痛の腰痛になる原因は様々なですが、大きな原因として姿勢とホルモンの影響になります。
姿勢が変化することで起こる腰痛
妊娠して10㎏前後体重が増加することで、無意識のうちに姿勢が変化します。
身体全体もふっくらしてきますが、一番大きくなるのはお腹です。骨盤や腰椎が前方へ傾き、重心が前方へ変わっていきます。
ただ、そのままだと倒れてしまいますので、背中の筋肉が後方へ支えてバランスを取っているのです。これにより、絶えず背中が張った状態になっているので腰痛が起こります。
まずは、姿勢に気をつけてください。
動ける範囲で大丈夫ですので、腰を伸ばしたり、マッサージなどでケアをする事をお勧めします。
ホルモンの分泌が原因による腰痛
妊娠3カ月ごろになると、卵巣ホルモンの一種であるリラキシンというホルモンが分泌されます。
このホルモンは胎児が出産の時に狭い骨盤を通れるように、関節や靭帯を緩める作用をします。
出産には必ずといっていいほど必要なホルモンなのですが、結果、緩んだ骨盤やお尻の筋肉を支えようとして腰痛が起きます。
ホルモンは、3カ月頃から増え始め、4カ月頃(12週)でピークを迎えます。6カ月(20週)以降は低下し、7カ月(24週)までは横ばいです。
その後、妊娠後期ではまた増え始めますが、それに応じて腰痛が起きる率も上がっていきます。
リラキシンは妊娠初期から分泌されますが、たとえ同じような姿勢をとったとしても腰痛にならない人もいます。
しかし、妊娠前から腰に問題があった人はとても再発しやすいという特徴があります。
妊娠中にホルモンの影響で低下した筋力は、産後に勝手には戻ってくれません。
矯正と落ちた筋力を元に戻す為のトレーニングが必ず必要です。
体重が戻っても筋力が戻らなければ、痛める原因になったり、姿勢の崩れに関わってきますのでお気を付け下さい。