今日は骨盤が関係する基礎代謝についてのお話しです。
基礎代謝は人が生命を維持するために消費するエネルギーを言います。
何もしていなくても、呼吸や体温維持、心臓や内臓が活動しているので体の中でエネルギーが消費されています。
何もしていなくてもお腹がすくのは、生きていくためにエネルギーの消費が行われているからです。
基礎代謝が低下するということは?
何もしなくても人はエネルギーを消費していますが、この基礎代謝の量は年齢を重ねるごとに減少していくのです。
基礎代謝量のピークは10代なので、成人してからは減少していくだけということになります。
つまり、何もしなくても消費するエネルギーの量は年々減少していくので、食事の量を減らすか運動してエネルギーを消費しなければ、消費されないエネルギーは脂肪として蓄積され、太ってしまうということになります。
筋力の低下・冷え性が基礎代謝を低下させる
骨盤のゆがみが引き起こす筋力の低下・冷え性は基礎代謝を低下させます。
骨盤のゆがみは、さまざまな症状を引き起こし、太りやすくてやせにくい体を作ってしまうのです。
骨盤のゆがみと筋力の低下
骨盤がゆがむことによって、姿勢が崩れ、筋肉の緊張のバランスが崩れてしまいます。
使う筋肉と使われない筋肉が出てきてしまうのです。
そのため、筋力が低下し基礎代謝も低下してしまいます。
骨盤のゆがみと冷え性
骨盤のゆがみは血液やリンパの流れを妨げ、血液やリンパの循環を悪くし、冷え症・むくみなどを引き起こします。
冷えは脂肪を燃焼し難くし、基礎代謝を低下させてしまいます。
また、骨盤のゆがみは骨盤内の内臓を圧迫し、内臓の活動を抑制することも基礎代謝を低下させます。
骨盤のゆがみが引き起こす悪循環
骨盤のゆがみによって、体もゆがみ、そのことで脂肪のつきやすいところや筋肉のつきやすいところが出てきてしまいますが、体がゆがんだまま筋肉や脂肪がついてしまうので、さらに骨盤のゆがみを悪化させてしまいます。
また、ゆがみにより筋力が低下している部分をかばうことも、ゆがみをさらに悪化させてしまいます。
このようにして、ゆがみがひどくなり、ゆがみによって引き起こされる症状も増えてしまうのです。
骨盤は身体の中心にあり身体の動きや内臓の働きと身体の機能にとってとても重要です。
身体の不調がある場合、骨盤が原因の可能性かもしれません。