今日は四十肩。五十肩についてです。
四十肩、五十肩とは本来の名前を肩関節周囲炎と言います。
その年代に多く発症しますのでそう呼ばれています。
五十肩は筋肉ではなく、関節に問題が生じる事で起こります。通常の肩こりとは異なり、肩の関節を動かすことで激しい痛みが生じ、例えばシャツを着たり脱いだりする動作がつらくなります。昔からいわれていることですが、頭の後ろで髪を結う動作、腰の後ろで帯を結ぶ動作が難しくなるのが特徴です。その痛みは、肩から腕にかけて感じることが多く、腕を上げようとする時に痛みます。
軽度の場合には少ないですが、重度になるとウズク事が多くあります。
利き腕にも関係なく、左右どちらの肩にも起こります。片方が治った後に、もう片方が痛くなることもありますが、両方の肩が同時に痛くなる事は少ないです。
五十肩の起こり始めには、夜、寝返りをうつ時にズキッと痛んで目覚めることもあります。痛みの強い時は、炎症が起きている時期で、その後、炎症が治まるにつれて痛みは軽くなります。腱とその周囲が炎症のなごりで癒着を起こし、滑りが悪くなるので、関節の動きが悪くなります。徐々に癒着が軽くなり、動きが正常な状態に戻るまでには、半年から1年もの時間がかかるのが普通とされています。
痛みの期間が続くと痛みをかばう事から背中が丸まり猫背の姿勢になります。
そうなると治療期間も必然的に長くなります。
早期回復の為には、早期の治療開始が重要です。身体が歪みがひどくなり前に、そして肩の可動域が狭くなる前の治療をお勧めします。