今日は老廃物についてのお話しです。
身体に老廃物が溜まるとトラブルが起きると言われています。
体の中では、細胞が栄養素から必要なエネルギーを作り出し、吸収・消費を繰り返し行われていますが、それと同時に不要なものも作り出されます。
それが『老廃物』です。
老廃物は静脈やリンパで回収されて、最終的に尿や便で体外へと排出されるのですが、コリを起こした筋肉がそれらを塞いでしまうと、体内に老廃物が滞ってしまいます。
また筋力の低下や循環不良があると老廃物の溜まる原因となります。
では老廃物が身体に溜まるとどうなるのか。
血液やリンパ液の流れが悪くなり老廃物が溜まります。
老廃物が排出しにくいと、
肥満
血流が悪くなることで、新陳代謝が低下し、脂肪を溜め込みやすくなります。
また老廃物によって、代謝に必要な栄養素の吸収も阻害され、太りやすい体質になります。
むくみ
老廃物とともに排出されるはずの水分が身体に滞り、むくみが起こります。
便秘
腸内に老廃物が長くとどまると、毒素が発生し、体内をめぐっていきます。
この毒素は食欲不振や消化吸収機能の低下、じんましん、皮膚炎、冷えなどさまざまな不調の原因になります。
セルライト
身体に溜まった老廃物に、脂肪細胞や水分が合体し、変質していくと、セルライトという特殊な脂肪が生まれます。
太ももやおしりの表面に、ボコボコしたのがセルライトです。脂肪の塊のように現れます。
肌トラブル
肌は最終的な排泄器官といわれています。
代謝が落ち、汗をかかなくなると、毛穴が老廃物で詰まり、にきび、吹き出物などの肌トラブルが起こります。
また老廃物を腸に溜め込んでしまう便秘も、肌荒れの原因になります。
老化・風邪
老廃物によって血流が妨げられ、新陳代謝が低下していくと、必要な栄養が行き渡らず細胞がどんどん老化していきます。
しみ、しわ、白髪などの老化現象のほか、風邪などの感染症にかかりやすくなります。
老廃物は身体の不調の様々な原因となります。
老廃物の溜まらない、代謝が良い状態の身体を作り出すことが、健康にはとても大切になります。