どうして梅雨時期に頭痛が起こるのか。とご質問頂く事が多いので、
今日は梅雨の時期の頭痛についてです。
この時期、頭痛だけでなく、身体がだるい、食欲がない、いった様々な不調を起こす方も多いのではないでしょうか?
湿気は過剰になると体内の水分量が増え、様々な不調を招きます。例えば、水分が上手に排出されず、血がドロドロになって『血瘀(けつお)』(血液の流れが悪い状態)になってしまうことがあります。また、酸素や栄養を運んだりする能力が低下し、老廃物の除去にも影響が出ます。その結果、頭痛や頭がなんとなく重い、むくみ、だるい、などの症状が出てしまいます。
緊張性頭痛
コリが肩や首などの筋肉に広がった場合です。筋肉の血流が悪化し筋肉の動きが悪くなっています。
姿勢の歪みや長時間のPC・スマホの影響でコリが出やすくなります。
この場合肩や首が張る症状を招きます。他の人に触ってもらっても肩がぽこっと腫れたように硬くなっていたりしている事があります。
このような症状がある時は要注意。いわゆる緊張性頭痛と呼ばれるもので、首や肩周りの緊張が頭皮を突っ張らせてしまうことで頭痛が起きています。
筋筋膜性頭痛
筋膜とは筋肉を包む膜のことで、腕や足など体全体に張り巡らされています。筋膜付近で血流が悪くなると、ネバネバした水分が筋膜に溜り、筋肉の動きに引っかかりが生じ、筋肉同士がギシギシ擦れてしまう状態になってしまいます。
また筋膜に癒着が起こるとリンパの血液の循環が悪くなる事から症状の悪化へと繋がってきます。
頭痛の原因は様々ですが、梅雨の時期はこの2つの頭痛の影響がとても高くなります。
この時期、体調の変化が特にきつい方は早めの治療をお勧めします。