先日テレビで『五十股』が取り上げられていたので今日はそのお話しです。
五十股という言葉を聞いた事のある方は少ないかと思います。
五十股とは五十肩の股間節版のようなものです。
症状として、
五十股の初期症状
動き始め(立ち上がりや方向転回など)に股関節に痛みや違和感から始まります。
そして左右差としてわかりやすいのがあぐらで左右の足の開きが違う事です。
もちろん開く時に痛みも生じます。
初期症状ではレントゲンを撮った場合、特に異常がない事が多いです。
症状がきつくなると
足の長さの違いを感じる事や足の爪切りや靴下を履くのが辛くなります。
また歩行時、足を引きずる事もあり階段の昇り降りはかなりつらくなり歩行異常も生じるようになります。
これだけ症状がきついと、レントゲンでは関節間隙の挟小化があり
『変形性股関節症』と診断されることが多いです。
最悪の場合、股関節人工関節置換術の手術を行わなければなりません。
五十股の男女差についてです。
比率的には女性がかなり多いです。
骨盤の形状が外側に広いという事があります。
骨盤が女性は男性に比べ、子供を産む為の骨盤の構造になっている為、男性の縦長に対して女性は横長になっています。
その為、骨盤の開きや股間節の構造上の関係性が高くなります。
対処法と予防法について。
一番重要な事は姿勢です。
骨盤のゆがみは股間節の可動域に関係しますので、良い姿勢でいる事がとても大切です。
そして、ストレッチや運動で股間節の可動域の制限、筋力の低下が起こらないようにする事です。
股間節と肩の関節の共通点は、球関節といい可動域がとても大きく身体の中の関節で一番可動域が広い関節になります。
広い反面、日常生活で使っていない部分も多くあるという事です。
機械やネジなども使わなければ錆びついて動かなくなります。
人間も同じです!使わなければ固まってしまします。
ですから常に可動域がしっかりと動いている事を把握しておく事が大切です。
その為のストレッチです。
痛みがある。左右差がある。動かし辛い。などがある時はもうすでに治すための期間を要します。
ですから普段から毎日5分でも大丈夫です。まずはストレッチから行う事をお勧めします。
股関節の症状でお悩みの方は一度ご相談ください。