今日は寒くなるこの時期に多い寝違いについてです。
一般的に寝違えと呼ばれる症状の多くは、首周辺の筋肉が軽度の肉離れを起こしている状態を指します。
寝違いの原因はいくつかあります。
多い原因として、睡眠中の首の位置に問題がある際に痛める事が多くあります。
長時間にわたって首がおかしな方向に曲がったままになっていると、首の筋肉が部分的な阻血状態になり、筋肉も凝り固まりやすくなります。
そのような状態で起床時に急に頭首を動かすと、寝違えが発生するのです。
例えば運動をするとき、ストレッチをせずにいきなり激しい運動をしたら筋肉を傷めてしまいますよね。それと同じです。
睡眠中に凝り固まった筋肉をいきなり動かすと、軽度の肉離れが起きる事になります。
つまり寝違えは、寝ているときに生じるわけではありません。寝違えの原因は睡眠中に作られますが、寝違えの炎症が発生するのは起床時にあります。
また寒くなるとより筋肉の緊張が強くなりますので、痛めるリスクも上がる事になります。
ですが一つ忘れてならない事は、普段の首、肩の状態、身体の状態も関係しているという事です。
普段から肩、首コリ身体の不調がある方はもちろん身体のあちこちを痛めるリスクも上がります。
ですから普段からの身体のメンテナンスがとても大切です。
症状と対処方法についてです。
実は寝違えにも種類があります。筋膜を傷めているケースと、中心部分を傷めているケースです。
例えば、首を回したときに反対側が痛ければ、筋膜(筋肉の表面を覆う膜)が傷ついている可能性が高いと言えます。
次に首を回したときに回した側が痛ければ、筋肉の中心部分が傷ついている疑いあります。
損傷度合いによって治療期間、回復期間も違いますので早めの処置が重要です。
ご自身で出来る事として、アイシングが第一に必要な事です。
痛み=炎症となっている可能性がとても高いので、温めるのではなくまずはアイシングを行って下さい。
ご自身で判断が難しいと思った際は早期にご相談ください。