「土踏まず」は足の裏のアーチ状のへこみのことで、「偏平足」とは土踏まずがなく、足の裏が平らな状態です。

 

生まれたばかりの新生児には土踏まずがありません。同じ人間でも赤ちゃんはみんな偏平足です。

偏平足でも特に生活に支障はないよね・・・と思っている人もいますが、(土踏まず)は体の動きやバランス、体調にも様々な影響を与えています。

土踏まずの役割を知っておく事で今後のお子様の成長や姿勢に役立つかと思います。

 

土踏まずっていつできる?

足の裏は歩き始める1歳~2歳にかけて大きく変化し始め、筋肉の発達と共に次第に土踏まずが形成されます。

個人差はありますが、平均的には6歳~8歳頃までにはしっかりとした「足裏のアーチ」が出来上がります。

ですが近年は生活環境の変化で、幼児期にしっかりと足裏のアーチを形成できずに成長してしまう子どもが増加しています。

土踏まずの役割は?

土踏まずは「3つのアーチ」が大切

内側アーチ(親指~小指にかけてのアーチ)

外側アーチ(小指~かかとにかけてのアーチ)

横アーチ(親指~小指にかけてのアーチ)

※土踏まずが無いと、左右、前後、ひねるなどの基本的な動きに支障が出やすくなります。

土踏まずの主な役割は?

衝撃を吸収する

歩いたり走ったりする時に、脳や身体(骨格や関節)への衝撃を和らげるクッションの役割をしています。

そのため偏平足の場合はクッションが無いため、足を痛めやすくなります。

体のバランスを取る

人が二足歩行をする時には、土踏まずが体のバランスを取り、姿勢をコントロールしています。

やっと歩き始めた赤ちゃんはまっすぐ立てずヨチヨチ歩きなのは、まさにまだアーチができていない証拠です。

土踏まずが形成され、3つのアーチがあることで私たちはまっすぐに立って歩くことができ、姿勢や衝撃もコントロールしています。